登山画日記



2005/08/05〜09 大雪山系トムラウシ山
深田久弥氏選定の日本百名山 標高2,141m

行程 時間 天候 備考
幌延発 2005/08/05 pm10:20 晴れ
クチャンベツ登山道発 2005/08/06 am3:15 晴れ 標高1,080m
沼ノ腹分岐 2005/08/06 am5:45 晴れ 標高1,430m
大沼 2005/08/06 am6:10 晴れ
五色の水場 2005/08/06 am6:40 晴れ 休憩15分
 写真撮影 2005/08/06 am9:30 晴れ 1時間程度
五色岳着 2005/08/06 am11:50 晴れ 標高1,868m
昼食1時間(長すぎますね…)
五色岳発 2005/08/06 pm0:50 晴れ
 写真撮影 2005/08/06 pm1:30 晴れ 30分程度
化雲分岐 2005/08/06 pm2:20 晴れ
化雲岳着 2005/08/06 pm2:45 晴れ 標高1954.3m
しばし眺望を堪能…
化雲岳発 2005/08/06 pm3:20 晴れ
ヒサゴのコル 2005/08/06 pm4:00 晴れ ちょっと道を間違えました…
ヒサゴ沼着 2005/08/06 pm5:00 晴れ


第1日目
(クチャンベツ登山口〜ヒサゴ沼)
 今年の夏山宿泊登山会(勝手にネーミング?)は、念願のトムラウシ山を目指すことになりました。トムラウシ山は日本百名山として知られる大雪山系の奥座敷で、今でこそ気軽(?)に登れる山ではありますが、それでも、私たちにとっては、遠い険しい遥かなる山、という感じです。大雪山の白雲岳などに登っていると、よく遥かかなたにトムラウシ山を見渡すことができるのですが、本当に遠くに感じられる山で、いつかは!という思いを抱いておりました。
 私たちゆったり山行夫婦にとっては、かなり厳しい道のりかと思われたのですが、その記録をご覧ください!!

 まず、3日間の行程で、初日は約15キロの道のりとなります。標準コースタイムですと、野営地のヒサゴ沼までは8時間ということですが、私たちは、あちこちで写真を撮ったり、ゆっくりのんびり山を楽しむので、かなりの時間がかかるだろうと想定し、午前3時の登山口到着を目指します。よって、自宅を前日午後10時20分に出発です!!
 夕方就寝し、夜10時に起床(?)です。最近、山登りの前日は山麓まで行ってもなかなか寝付けないということが分かったので、自宅でゆっくり寝てからが一番!という路線になってきています。
 あちこちで、食糧などを調達し、午前3時頃到着です!
 登山口のクチャンベツですが、層雲峡温泉街から国道39号線を北見方面へ行き、少し行きますと、国道273号線に分かれます。層雲峡温泉街から約15kmの地点に大雪高原温泉への右折路があり、そこから5qほど砂利道を上がりますと、高原温泉(右に大きく曲がる)とクチャンベツ(ほぼ直線)のヤンベ分岐というところがあり、そこを直進しますが、直ぐに施錠されたゲートがあります。この鍵のナンバーは事前に層雲峡のビジターセンターなどで確認しておく必要があります。さらにそこから8qほど進みますと、クチャンベツ登山口が見えてきます。
 まだ、午前3時というのに、登山口には既にかなりの台数の車が止まっています。山で泊まっている方々の車もありますが、これから出発というグループの方々が車で仮眠をしております。十数台は車がありました。
 
 私たちも、準備をして、体操をして、トイレに行き、いざ出発!!
 なんか、ふたりとも興奮しているからか、それとも、眠いのか、不思議な顔をしていますね…。

 登山口には、トイレと休憩所のような建物があります。午前3時15分、まだ外は真っ暗ですが、ヘッドライトを灯して出発です。
 暗い中を登るというのは、かなり大変なことでして、慎重に一歩ずつ歩みを進めます。
 結構急な坂道なんですよ…。帰りは明るい時間帯だったのですが、よく暗闇の中、登ってきたな〜と我ながら感心するほどです…。だいぶん明るくなってきましたが、周囲は広葉樹に覆われていますので、陽が昇ったのかよく分かりません…。登山開始から1時間40分、午前4時55分頃の写真↓です。
 木々の切れ目からようやく太陽が見えました。午前5時です。
 ここまでの行程の多くが急坂だったのですが、途中、何度か緩やかな、平坦に思えると程の場所もありまして、そろそろ沼ノ原の入り口か!?と惑わされるのですが、まだまだ…。ようやく、1,320mの台地で「沼ノ原二・八`」の標識があり、そこから、緩やかな道を少しずつ高度を上げながら進みます。
 そして、やっと、沼ノ原の入り口に辿り着きます。ここから数km木道が続きます。この時点で午前5時25分です。もう2時間以上経過しております。
 右看板を見ますと、沼ノ原まで0.8qとあります!沼ノ原分岐点まであと少しです!!
 大小の池塘(ちとう)群を見ながらの歩行は今までの疲れ(もう疲れてる…)を癒してくれます。いよいよ沼ノ原分岐が迫ってきます!そして、到着!!遠くトムラウシ山方面はこのような感じでした。湿原の入り口には、シラネニンジンホソバノキソチドリなどが咲いていました。
 しかし、ここからが一番の難所となるとは…。
 この沼ノ原から30分ほどの五色の水場で、しっかりとした朝食にしようかと思っていたのですが、沼ノ原を過ぎたあたりから、私の人生でこれほどまでの蚊に取り囲まれたことは無い、と言えるほどの、蚊の襲来を受けまして、もう、閉口です…。そうですね、常時、30〜40匹に取り囲まれながらの歩行です…。かなり、凹みました…。
 そうこうしているうちに、五色の水場に着きました。水場では蚊も少なくなるかな〜と思ったのですが、一向にその気配はなく、もう散々…。冷たい水(これはかなり気持ちよかった…)で顔を洗い、おにぎり一つくらい食べて、さっさと退散です。その後も、40,50分は取り巻きの蚊とぬかるみの道に難渋し、もう、帰りたい!とか思いながら早足で駆け抜けました…。
 
 そして、ようやく、蚊の居ない、歩きやすい場所へ出ることができました!!良かった〜。
 ちなみに、服の上から20箇所くらい蚊に刺された跡がありました…。なぜか背中まで…。顔も10箇所以上…。薬を塗りながらの登山です…。
 沢伝いに登ります。チングルマなどの高山植物も徐々に見られるようになってきました。
 そして、ようやく、蚊の大群からも解放され、しばし休憩…。少し食事と栄養補助食品もとりました。
 小休止し、さらに歩みを進めてゆきます。このような木道が各所に設置されておりまして、山深い場所にご苦労だな〜と感心です。登山道脇にはいろいろな花が見られるようになりました。ミヤマキンバイキバナシャクナゲとエゾコザクラなどなど。
 そして、雪渓の上には、結構な数のトンボが動けなくなっています。
 雪の上に止まったはいいけど、寒くて弱ってしまうのでしょうか…。

 そして、五色ヶ原と呼ばれる花の名所の手前で、きれいな撮影ポイントを見つけましたので、小1時間撮影に没頭しました。その間、妻は、あまりの気持ちの良さに、登山道の真ん中で寝てしまいました…。と言っても、私が近辺に居ましたので、他の登山者が来られたら直ぐに起きられるようにはしておきました。でも結局小1時間誰も来ませんでした…。
 それにしても気持ちのよい登山日和です。
 私も、一撮影終えてから、次なる高みを目指し、足運動をしましてほぐします。
 そして、その後も数々のお花が迎えてくれました。エゾコザクラチングルマエゾノマルバシモツケエゾウサギギクミヤマリンドウなどなど。
 五色岳を目指し、五色ヶ原を進みます。
 そして、ようやく五色岳へ到着!!既に正午近くになっておりました…。
 あまり山頂という感じのしない山ですが、忠別岳方面、沼ノ原方面、化雲岳方面への分岐点となりまして、あちこちから来た登山者が情報交換をしております。
 ここで、軽く昼食をとります。
 1時間ほど休憩をし、その後、大雪のへそのような化雲岳を目指します!!
 そして、この道中も花々が素晴らしく、標準時間を大幅に超えるほど写真撮影に没頭です…。
 エゾノハクサンイチゲエゾノツガザクラアオノツガザクラエゾカンゾウなども満開!!
 さらに目指します!右端に見える切り立った部分が化雲岳です!!あと一息!!


 化雲岳を通らない短縮コース(写真右側)もありますが、ここはやはり化雲(写真を撮っている私側)を踏破せねば!!先を進むと壮大な景色が見えてきました!!遠くに旭岳方面を望みます。
 そして、ようやく化雲岳に到着!!
 おへその逆側がトムラウシです。雲に隠れていますが…。
 早速記念撮影です!!
 こうなりますと、へそにも登ってみたい!!へその向こう側から登るのですが、もうです!すごい急です!落ちたら…、です…。でも、登ると見晴らし最高です!!おへその上でも記念撮影
 そして、今日の宿泊地のヒサゴ沼を目指します!!
 しかし、ここで、ルートを間違え、大幅なタイムロス!!ちゃんと行くより1時間ほど遠回りしちゃいました…。あらら…。ようやく、が見えてきました。沼のほとりに避難小屋とテントが見えます。
 陽が暮れていきます。ちょっと遅めの夕食(あれ、ご飯か!?)をいただき、明日に備えます!!
 明日は念願のトムラウシ!!晴れたらいいな〜。

 では、お休みなさ〜い!!
2日目へ!


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