露出について
その1〜"露出"とは?

 よく、写真用語で"露出"という言葉を耳にします。

 写真の要素はいろいろあります。当然、被写体があって、距離や構図を考えたりして撮るのですが、最も重要な要素が露出ではないでしょうか…。露出が合っていないと、真っ黒になったり、真っ白になったり…。何を撮ったのかすら分からない…、なんてことになってしまいます。
 ですから、写真を撮る上で露出とは、電源を入れるとかシャッターボタンを押すとかいう次くらいに、基本的なことと言えるかもしれません。

 現在では、ほとんどのカメラが自動で露出を設定してくれるので、特別気にしなくてもきれいに写真は撮れます。
 しかし、露出の基本的な意味を知っておくと、表現の幅が広がってゆきます。

 では、"露出"とは何でしょうか!? 素人の私ではありますが、私なりのご説明してみたいと思います。

 写真は、その状況下で、目で見たとおりの情景が再現されるように、光の量を調整することによって、適度な濃さに写し込まれてゆきます。
 このときの光の量を"絞り"と"シャッタースピード"で調整して仕上がりの写真の濃さを決める過程が"露出"と言えます。その調整具合で、自分の意図したとおりの写真となれば、適正露出だった、ということになります。
 適正露出というのは、カメラマンの表現したいイメージによって変わります。見た目より暗くとか、明るく撮影したい!という意図のもとに撮影されて、そのとおりに表現できたならば、それは、その人にとって適正露出なのです。
 "露出"は使用するフィルム感度によっても左右されますが、ここでは、絞りとシャッタース
ピードの関係から"露出"についてお話ししたいと思います。




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